入社3年目までの6割が「辞めたい」と回答。それでも辞めない理由に注目してみる

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デスクで悩む若手社員のイメージ

出典

「若手の離職実態調査2026」の分析結果を発表(株式会社リクルートマネジメントソリューションズ)

在職者のうち、「会社を辞めたいと思ったことがある」と回答した人は62.2%であり、前回調査(2023年)の58.8%と大きな差はみられなかった。

実際に辞めた人の理由として最も多かったのは「労働環境・条件がよくない」(22.4%)、次いで「仕事で自分の能力や持ち味を発揮できない」(21.6%)だったそうです。

ゆるく解説

社会人1〜3年目の6割以上が「辞めたいと思ったことがある」というこの数字、大きいと感じるか「まあそんなものか」と感じるかは人それぞれかもしれません。ただ気になるのは、実際に辞めた理由の中身が少し変わってきているらしいことです。以前は「給料が低いから」が上位に来ていたのに対して、今回は順位を下げていて、代わりに「自分の能力を発揮できない」がぐっと順位を上げています。

これ、噛み砕くと「お金より、ここで頑張っても意味がない気がする」という感覚が若手の中で強くなっている、ということなのかなと思います。給料に不満があるより、自分のやったことがちゃんと見てもらえない、成長している実感がない、という方がしんどく感じる人が増えているのかもしれません。

一方で「辞めたいと思っても実際には辞めない」人も一定数いて、そこには職場の人間関係や、転職への漠然とした不安が関係しているようです。辞めたい気持ちと、実際に動く気持ちの間には結構な距離があるんだな、というのがこの調査から見えてくる印象です。

管理者のひとこと

「辞めたいと思ったことがある」人が6割を超えても、実際に辞めるかどうかは別問題だという調査結果は、数字の見た目ほど深刻に受け止めなくていいのかもしれません。むしろ注目したいのは理由の中身が変わってきていることで、「給料が低い」より「自分の力を発揮できない」が上位に来ているのは、若手が会社に求めるものの質が変わってきているサインのように見えます。

法人営業として若手社員と一緒に仕事をする機会があると、「とりあえずやってみて」で任された仕事に手応えを感じられず、モヤモヤを抱えたまま日々を過ごしている人を見かけることは正直あります。教える側の余裕のなさが、結果として「能力を発揮できない」という感覚につながっている面は、現場感覚としてもうなずけるところです。

辞めたい気持ちと実際に動く気持ちの間には距離があるという調査結果も、裏を返せば「今の環境でもう少し工夫の余地がある」ということかもしれません。焦って結論を出す前に、まずは自分がどんな場面でやりがいを感じるのかを言語化してみると、辞める・辞めないの判断材料が増えるように思います。

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